こんにちは、のび太です。
先日渋谷にある相席系居酒屋の「相席屋」に遊びに行ってきました。
「この仕事をしていると出会いがない」
そんなことを嘆く後輩を連れていざ大都会の大人の社交場へと潜入して来ました。
我らド田舎生まれ、ド田舎育ち。芋そうな奴はだいたい友達。
どうして田舎に出会いが少ないかって、そもそも若い子がいないからなんじゃ?
つまり都会の人がたくさんいるところに行けば出会いってあるんじゃ?
っていか新しい出会いを推奨してる居酒屋さんがあるらしいからそこに行けばいんじゃね?
……というわけで、出会いがないのを地元のせいにした僕ら2人は渋谷に降り立ちました。
今回はそんな田舎者たちの相席屋潜入捜査レポートとなります!!
相席屋渋谷店に潜入した男性陣のスペック
メンズその1:ぼく
年齢:26歳
職業:フリーライター
見た目:のび太っぽい
身長:175センチ(猫背)
体重:72キロ。ここ1年で10キロほど太った。
特徴:見た目は大人しそうだが、たまにネジが外れる。典型的なAB型。田舎者。
メンズその2:石原くん
年齢:23歳
職業:会社員
見た目:好青年
身長:170センチくらい
体重:65キロくらい
特徴:メガネの元後輩。職場では猫を被っているがむっつりスケベ。根は真面目。田舎者。
「言い出しておいてこんなこと言うのもあれだけど、相席屋って本当に出会えるのかな」
ブツブツ言いながら、東京に向かう。
正直、こういう飲みの席ってワイワイ大盛り上がりをするパリピっぽい人たちの独壇場で、僕や石原くんのような、どちらかと言うと控えめでギアが上がるまでに時間のかかる人間には不向きのような気がしている。
石原くん「とりあえずコミュ力をフル稼働させてウェーイしましょう」
ぼく「まじか・・・疲れそうだな」
栃木から渋谷に向かう我々は、まだ埼玉を走っている頃から若干の不安を抱いていた。
田舎者は田舎を出ると戦闘力が低下するのかもしれない。
しかし、実際に多くの草食系男子は同じように思っているはずだ。
「相席屋で上手くいくのは普段から遊んでいるウェーイ系の人たちだろ?」と。
僕と石原くんのようなお酒の弱いオエエエエ系の男に、果たして勝利の女神は微笑むのだろうか。
いざ行かん、戦いの地渋谷へ!!
渋谷にある相席屋をまとめてご紹介
まずは、渋谷にどんな相席屋があるのかをまとめてご紹介。
ORIENTAL LOUNGE(オリエンタルラウンジ)
ワンランク上の相席ができる、相席ラウンジ業界No.1のオリエンタルラウンジ。
渋谷店と渋谷駅前店の2店舗がある。
料理のクオリティが高く、内装もおしゃれで非日常が味わえると女子の間で大人気。
画像引用:ORIENTAL LOUNGE公式
オリエンタルラウンジ渋谷店について詳しく知りたい人はこちら↓
画像引用:ORIENTAL LOUNGE公式
オリエンタルラウンジ渋谷駅前店について詳しく知りたい人はこちら↓
相席ラウンジVILLAS(ヴィラス)
こちらも相席ラウンジの業態をとっている「VILLAS(ヴィラス)」
フードのクオリティが低いのは残念だが、ダーツやテレビゲームが楽しめる。
初めてだと入りにくいので、通りをフラフラしていればキャッチのお姉さんが声を掛けに来てくれる。
相席屋
今回潜入するのがこちらの相席屋だ。2018年現在は人気が少し下火になりつつある。
渋谷と渋谷道玄坂店の2店舗を運営。
渋谷の人ごみにドン引きしつつ入店
相変わらず東京の町にはアホみたいな数の人がうごめいている。
僕の地元は年一度、花火大会の日にだけ異様な人口密度を記録するが、渋谷は毎日そんな感じだなと思った。毎日花火かよ。
ぼく「石原くん、方向音痴の俺に変わってナビゲートを頼むぞ」
石原くん「お任せください!」
駅から5分ほど歩いたところに、大きな看板が見えた。
ここが今夜の戦場、相席屋渋谷店だ。
お店の壁には料金システムと「相席屋を楽しむ為の十箇条」というのが貼ってある。
ちょっとドキドキして来た・・・小心者なのでなんかもう帰りたいかもしれない。
イケメンから相席屋のシステムを紹介される
店内へと入るとイケメンの男性スタッフが笑顔で出迎えてくれた。
「いらっしゃいませ!相席屋渋谷店にようこそ!」
なんて爽やかさなんだろう。アルプスの水を彷彿とさせるみずみずしい接客姿勢だ。
石原お前もこれくらい爽やかになれば成績が今の倍くらいになるんじゃねえか?と心の中で後輩にダメ出しをしつつ、イケメンからのシステム紹介を受ける。
男性の料金システムはこの通り。
(引用:相席屋)
ちなみに料金は女性が相席した時点から発生するらしい。
そりゃそうだよね。だって女性が来なかったら石原くんと飯食ってるだけでお金かかるんでしょ?それなら近所のガストでいいもん。
とはいえ、食べ飲み放題でこの値段だったらそんなに割高という印象もない。
なんせ食べ飲み放題で女の子と出会える可能性があるのだ。
合コンで力押しのウェーイな雰囲気に飲まれながらコーラしか飲まなくても会費は5000円くらい取られる事を考えるとかなり良心的なお値段のように感じる。
イケメン店員は「思いっきり盛り上げて女性のお客様を楽しませましょう!」みたいな超難関の高いことをサラッと言って来た。
その顔だからそんなこと言えるんだぞ??
いざ、相席である。
出会いはあるのか?ドキドキの相席・・・
店内は普通のよくある居酒屋といった感じで特別感は特になし。
僕たちが来店したのは平日の21時ごろ、店内は半分ほど埋まっていた。女性だけの席もいくつかあったのでおそらく男性客の方が少なかったんろう。
というわけで、さっさと女性が待つ席へと通された。
なんとなく「こちらのお客様になります」とか言って自分たちの席に女の子が来ることを想定していた我々は、既に予想と違う展開にパニック状態である。
「それでは、お楽しみくださいませ」
イケメン店員は僕たちを席へと案内すると、最後までイケメンを振りまいて去っていった。
待ってくれ!!!俺たちを置いていかないでくれえええええ!!!!
ここからはイケメンのナビゲートはもうない。自分の力で道を切り開いていくしかない。
お相手はピチピチの21歳女子大生
僕たちが相席した女の子二人組は、見た目も可愛い今時の女の子って感じだった。
ここで簡単な自己紹介がスタート。
ぼく「はじめまして〜、のび太です!今はweb関係の仕事をしてます、元旅行会社の副店長なんで旅行の相談とかあったらなんでも聞いてください!よろしくお願いします!」
まあなんだかんだ言っても元接客業なのでスイッチが入れば会話くらいお手の物ですよね。
(さっきまでオドオドしてたくせにコミュ力全開じゃねえか、このメガネ!!)
というような顔で石原くんが僕を見ていたが、知らん。
ここは戦場である。石原くんよりもいい格好をしたいというのは先輩である僕の当然の真理だ(クズ)
続いて石原くんが自己紹介を行う。
石原「はじめまして、石原です!旅行会社で働いています!・・・」
そう、ここで問題が発生した。
石原くんは僕の後輩、つまり僕が先に言った「旅行会社だから旅のことは任せてください!」的な自己紹介は丸かぶりになってしまう。先手必勝である。
残念だったな石原、これが勝負の世界というやつだ。
女の子2人は21歳で現役の女子大生。
aiko似のaikoちゃんと、お茶ばっかり飲んでいるお茶んとでも命名しよう。
2人は大学3年生で就活のことを意識し始めているらしい。
「え〜〜旅行会社すごい、話聞きたいです!!」とaikoちゃんの食いつきがいい。これはいい感じです。
結論を申し上げますと、1時間この2人と相席をして帰りました。ノーチェンジで!!
食事は居酒屋フード、ドリンクは自分で作るタイプ
簡単な自己紹介を済ませ、ぼくと石原くんはドリンクを取りに席を立つ。
フードメニューは居酒屋によくある感じの揚げ物やおつまみ系。変わり種の食事や異様にお洒落なメニューはなかったものの、ふつうに美味しかったです。
端の方にはデザートコーナーもあって、そちらには何人かの女性がいた。これが全部食べ飲み放題で女性は無料らしいから、そりゃあ女性客が多いのも納得。
ぼく「で、どっちの女の子がタイプ?」
石原くん「ぼくはお茶んですね!」
ぼく「おっけー、じゃあそっちで頑張って。aikoちゃんとは俺がテキトーに繋ぐから」
石原くん「ありがとうございます!!」
こういういかにも作戦会議っぽい会話、憧れてました。
相席屋常連の2人に色々な話をきく
石原くんはお酒を作るのに若干戸惑いながらウーロンハイを、ぼくはコーラを持って席へ戻る。
ぼく「お待たせしました〜」
aikoちゃん「それじゃあ改めて、乾杯〜〜」
aikoちゃんはかなり社交的だけどパリピってわけではない、明るくて陽気な女の子。
一方のお茶んはウーロン茶を飲み続けるちょっと無愛想な女の子。
眠いのかな。
会話はそれなりに盛り上がる。主にぼくとaikoちゃん、石原くんで盛り上がる。
お茶んはウーロン茶を飲みながらスマホをいじっている。
2人は週一で相席屋に通う常連で、もう食事メニューは全部制覇したと豪語していた。
毎週都内の違う相席屋に出向いて、男の人との色々な話を楽しんでいるらしい。こういう女性はけっこう多いみたい。
僕たちが来店した時はかなり空いている方だったが、週末には待ち時間が発生することもあるらしい。大人気だな、相席屋。
ぼく「ぶっちゃけ相席屋での出会いってあり?」
aikoちゃん「んー、面白い人なら全然ありですね!中にはヤバめの人もいるから」
ぼく「相席屋で出会った一番やばい人トーク聞きたい」
aikoちゃん「あ!!そうそう、20歳なりたてのめっちゃ気弱そうな男の子がいて〜・・・」
・・・石原なんか喋れや。
陽気なaikoちゃんと沈黙のお茶ん
ぼくとaikoちゃんの会話はそこそこ盛り上がる。そこにたまに石原くんも入って盛り上がる。
お茶んは華麗な指さばきでスマホをいじっている。
(あれ明らかになんかゲームやってない??)
ここで僕は、事前調査の際に仕入れたとある情報を思い出す。
・・・飯乞食女である。
【飯乞食女とは?】
相席屋は女性は何時間いても無料、その上食べ飲み放題という天国のような場所である。飯乞食女とは、その特性を生かしてお腹いっぱいにご飯を食べ、飲み物を飲むただそのためだけに来店をしている女性のことだ。男性とのコミュニケーションなんてちっとも取らない。出会い?なにそれお腹にたまるの?
ひたすらスマホを触って、会話に参加する様子は一切見せない。
こちらからの質問に「はい」「そうですね」「いえ、別に」と言ったbotみたいな返事しかしてくれない。
この様子から察するに、このお茶んはおそらく男性との出会いなど目的としていないことが伺える。
僕らの投げる会話のボールはことごとく彼女のATフィールドによって弾き落とされてしまう。
石原、戦場に散る
かれこれ話しているうちに時間はすぎていく。
aikoちゃんとの話は盛り上がったが、彼女は新しい出会いを求めているというよりも、聞き上手な相席屋マスターって感じだった。
お茶んに関してはもはや心を完全に閉ざした綾波レイみたいな状態。シンジくんもいないので、もはや僕たちにその心の扉を開くことは難しい状況が続く。
と、そんな状況下であの不動のお茶んが一言「飲み物持ってくる」と言い残し、席を立つ!!
ぼく「最初で最後のチャンスだ!行け!」
石原くん「行ってきます!」
お茶んを追尾して席を立つ石原くん。健闘を祈る・・・!
ぼく「ねえねえ、お茶んってけっこう人見知りなの?」
aikoちゃん「あー普段はこんな感じじゃないんだけど。実はさっき変な人たちと相席になっちゃって」
ぼく「それで機嫌悪くなっちゃった感じ?」
aikoちゃん「そうそう。普段はもうちょっとだけ喋るよ」
ぼく「そっかー(石原くんアーメン)」
結果、席を立った2人だったがお茶んが直ぐに帰って来た。
後から石原くんがアイスを手に帰ってくる。完全に敗北した顔をしていた。お疲れ様。
1時間が経過するのを界に、僕たちは「そろそろ終電があるから・・・」と2人に別れを告げてた。
aikoちゃん「え、まだ22時だよ?」
ぼく「いや、実は俺たち栃木から来てるんだよね」
あの時のaikoちゃんの呆然とした顔が今でも忘れられない。
相席屋でかかった費用は?
基本代金(食べ飲み放題30分)1,500円
延長料金(10分×3=30分)500円×3
合計:1時間滞在で3,000円(消費税込みで3,600円)
それなりに食べ飲みしたし、aikoちゃんという若い女の子と楽しく会話ができたという意味ではそんなに損はしなかったと思います。
ぼくの隣には燃え尽きて真っ白になった石原くんがいます。彼がどう思うかは分かりません。
戦いの結果
まあ、出会いの場としての結果は惨敗ですよね。
aikoちゃんは可愛くて良い子でしたがそもそも出会いを求めていない感じだったので連絡先交換もせずに帰って来ちゃいました。
でも女性の年齢層は若く綺麗な女の子がたくさんいたので、あとはマッチングした相手との相性が大きいと思います。
あの感じなら相手にその気があれば普通に仲良くなれる未来がありそう。
「席替えシステム」があるそうですが(知らなかった)、正直相手を見極めるのには30分〜60分は欲しいので、一旦マッチングした後に席替えとなると延長する必要がありますね。ガチの人は席替えしてリトライするのも良いかもしれません。
僕たちは興ざめしたので立ち飲み屋で飲み直して帰りました。
ネタ的には面白いし、普段話さないような相手との会話は普通に楽しいです!経験を兼ねてぜひ一度は経験しておくことをオススメします!
後日、相席飲食店検証ということで、ワンランク上の相席ラウンジにも行ってきたので、その時のレポもご覧ください。
相席屋 渋谷店 店舗情報
名称 | 相席屋 渋谷店 |
住所 | 東京都渋谷区神南1-22-10皆川ビル 5F |
アクセス | JR 渋谷駅 ハチ公口 徒歩4分 東京メトロ 渋谷駅 7a出口 徒歩3分 |
電話番号 | 03-5459-2257 |
定休日 | 年中無休 |
営業時間 | 【月〜日・祝・祝前】 17:00 ~ 29:00(翌5:00) |
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